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警察のノルマ~普通にあります

警察の具体的な仕事

警察にノルマは・・・部署にもよりますが普通にあります。
検挙目標とか管理目標とかって言ってます。
能動的にやらないといけない部署にノルマが定められていることが高いです。
交通指導(切符)とか職質検挙とか薬物犯とか。

逆に受動的な部署にはあんまりありません。
強行犯とか鑑識とか事故捜査とか発生モノを処理する係。
そりゃそうですよね。
鑑識の場合,一応指紋採取率とか謎の目標があったりしましたが,ショボいのでノルマなしと言ってよいでしょう。

あと受動的かつ能動的でもある盗犯係もノルマがけっこう厳しかったです。

地域~訳の分からないノルマだらけ

私が経験した係で一番うるさかったのは地域です。
地域部門にはあれこれノルマがいっぱいありました。

切符から職質件数,照会件数,職質検挙数,巡回連絡実施率・・・何にでもノルマを引っ付けるみたいな感じ。
ただ,実際にチクチク言われるのは切符と職質検挙くらいでした。

切符は月間目標というのがあるので,計画的にやらないと月末に追い込まれます。
切符の目標は署の交通課の年間目標が大元で,そこから下請けで地域に下りてくるという感じでした。

職質検挙は年に何回か職質強化月間というのがあり,その時にはいくつか検挙しないと怒られました。

こういうノルマは私みたいな切符切るのがあまり好きでない不真面目な警察官の尻を叩く,という側面はあると思います。
ノルマがなかったら多分自分で積極的に切ろうという気は起きなかったと思います。
不真面目ですみません。

参考記事

盗犯~熾烈な争い

盗犯のノルマもシビアです。
特に侵入盗です。
侵入盗はその多くが職業的泥棒なので捕まえるのが大変です。

しかしだいたいそういう人は捕まるまで永遠に盗み続けるので,一人捕まえると一気に件数が稼げるのでウハウハです。
逆に自分の管内を散々荒らした泥棒をよその署が捕まえたりするとチャーン,と意気消沈です。

ですから各署同士で鎬を削っています。
窃盗犯は全国規模のものも多く,県同士で争ったりもします。

盗犯って外から見たら地味ですけど,そういうところから玄人好みされる部署です。
刑事は「盗犯に始まり盗犯に終わる」と言われるくらいですから。
好きな人はとことん盗犯刑事が好きでハマってます。
私はそこまで面白さが分かりませんでしたが。

頑張りすぎるとよくない

余談ですが,この目標を頑張りすぎるとまたよろしくないです。
警察って基本的に頭が悪いので,目標数を出すときに前年の件数に必ずプラスアルファしてきます。
現状維持や減らすという選択肢がないようです。

なので,毎年目標を上回っていると,だんだんと真綿で首が絞まってきます。
普通の人はその辺を考えて年間目標ギリギリくらい終わるようにしています。

しかし,たまに頭の悪い課長とか上昇志向の強い課長とかが来るとアホみたいに件数を上げてその翌年に自爆することになります。
当の課長だけは実績は上がってどこかへご栄転してしまっていることが多いのですけどね。

まとめ

そういうわけで警察にもノルマは普通にあります。
過度なものにならなければ悪いことではないと思うので,別に隠さなくていいのにって思います。

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