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警察官の制服~制服もいろいろあります

警察の装備

制服には

  • 制服
  • 活動服(かつどうふく)
  • 出動服(しゅつどうふく)

の3つがあります。

制服

出典:https://www.pref.shimane.lg.jp/police/07_police_introduction/kids_corner/seifuku.html

内勤の人が着ます。
交番やパトカーの人が着ているのは後述する活動服です。

内勤で制服を着るというと警務課とか交通課の窓口などあまり多くありません。
制服を着るのは当直の時とたまにある点検の時くらいでした。

参考~点検

制服にもけん銃や無線機を通すためのスリットが付いているので,導入当初はこれを着て交番などで勤務することが想定されていたのでしょう。
でもわざわざ活動服というのがあるのを見ても分かるようにかなり動きにくい服です。
走ったり飛んだりするには向いていません。

活動服

交番やパトカーの人が着ている服です。

出典:https://www.pref.shimane.lg.jp/police/07_police_introduction/kids_corner/seifuku.html

制服と違って上衣がベルトの位置までしかないですし,袖口などが絞ってあるので動きやすいです。
これなら走ったり飛んだりできます。

なおズボンについては制服も活動服も同じです。

出動服

出典:https://www.pref.shimane.lg.jp/police/07_police_introduction/kids_corner/seifuku.html

機動隊などが主に着ている服です。
この服は今の制服に切り替わったときも旧制服から引き続き使用されていました。
現在新しい出動服に更新中のようですね。

警察出動服のデザイン一新 62年ぶり、視認性高く
警察庁は15日、災害や警備の活動時に機動隊員が着用する出動服のデザインを、62年ぶりに一新すると発表した。腕などに金色のラインを入れて視認性を高めるほか、女性用…

旧完装を付けるときはこの服の中に防護衣などを着込むので大きめのサイズを選びます。
ですからこの服だけを着るとブカブカです。

冬服や夏服

制服と活動服には

  • 夏服
  • 合服(あいふく)
  • 冬服

があります。

冬服と合服の違い

冬服と合服は生地の厚さが違うほか,色合いも若干違っており冬の方が若干暗い色です。
比べると分かるのですが,比べないと分からないくらいなので冬に合服を着ていても周りに他の警察官がいなければ分からないと思います。
ちなみに私は下記画像の服が冬服なのか合服なのか分かりません。
左側の制服は合服で右側の活動服は冬服のような気がする・・・その程度の認識です。

ちなみにネクタイの色も若干違っていましたが,予算カットのためか冬ネクタイが廃止されて合ネクタイだけになりました。(逆だったかも。)
また同様に合帽子も廃止されました。(こっちは合が廃止で合っていると思う。)

冬服,合服で暑いときは上着を脱いでワイシャツ姿になることも可能です。
春先や合服に切り替わった直後などは暑い日も多いので,下画像のようなワイシャツ姿を見かけることも多いかと思います。

出典:https://www.pref.shimane.lg.jp/police/07_police_introduction/kids_corner/seifuku.html

夏服

夏服は青い開襟シャツになります。
ネクタイがなくなるのはとてもありがたいです。
素材も麻で涼しいので比較的快適です。

出典:https://www.pref.shimane.lg.jp/police/07_police_introduction/kids_corner/seifuku.html

いつ切り替わるか

新制服に切り替わったときは各自自由に変更することができたそうなのですが,それだとややこしくなるので(確かに制服が切り替わった直後は違和感があります)今は統一されています。
全国的なものなのかはわかりません。
私のいた県では基本的に4月(冬服→合服),6月(合服→夏服),10月(夏服→合服),12月(合服→冬服)のそれぞれ1日が切り替えでした。
ただ最近の温暖化を受けて,年によっては夏服の着用期間を長めにすることもあります。

制服の支給

警察学校に初任科で入ったときにとりあえず一式が支給されます。
ただこの時点では予備の服に余裕がなかったり,防寒衣のズボンがなかったりして不便です。

卒業後は,1年に1回点数というのをもらってその点数内で制服を注文できました。
例えば4万点もらって活動服上衣が1万6000点,白手袋1000点,残った2万3000点で何を注文しようかとかそんな感じ。

制服を着る部署だともらえる点数が多く,私服の部署だと雀の涙くらいしかもらえません。
例えば交番は4万点だけど刑事は1万点とか。活動服なんてそもそも買えないよって感じです。

しかしそんな点数制度も財政難のためでしょう,年々点数が下がっていきしまいには隔年でしか頼めないようになりました。

ちなみに勤務中に制服を破損した場合は,引き換え上申という制度を使えば新しいものをもらえました。
しかし翌年の点数からは引き換え上申で交換した分がしっかり引かれます。この辺はしっかりしてます。

その他

雨衣(あまい)

雨合羽です。
白と紺のリバーシブルになっていて,白色の方は「警察」と書かれているのですが紺色側は無地なので紺色側にして通勤で使っている人もいました。

あまりよい素材ではないので,強い雨に降られるとすぐに雨が浸みてきます。
また帽子の項で書きましたがフードがゴワゴワした透明ビニールでできており使い勝手が悪いです。

参考記事

防寒衣

意外と暖かくて好評な防寒衣です。
膝ぐらいまで裾があるタイプと活動服みたいに帯革のところで切れているタイプの2つがありました。
活動服タイプはズボンもないと寒いですが,ズボンもそろえたらこっちの方がより暖かかったです。

余談ですが北海道に行ったとき夏服に防寒衣を着ているのを見て衝撃を受けました。
冬はどうするんだろうと思いました。

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