印かん(ポリスメイト)
制服でも私服でも必需品です。
自分が書く書類は何でも押印ですし,被疑者や被害者,違反者に署名を求めるときも署名と押印(指印)をもらうことが多いです。
ですからみんなポリスメイトという専用の印かんケースを持っています。

これは実際に私が使っていたもので,黒い部分が指印用のインクです。
よく朱肉で指印を押す人がいますが,それだと指紋の隆線がつぶれて誰の指印か分からなくなります。
この黒いインクなら隆線がつぶれないです。
切符を切られたときなどにこれで指印を押したことのある人も多いのではないでしょうか。
ちなみに朱肉まで黒くなっているのは,ポリスメイトが入ったままの作業着を洗濯機に入れてしまったためです。服まで真っ黒になって大変でした。
気をつけてはいるのですが定期的にやらかしてしまいます。
今となっては使うこともないので戸棚の奥にしまい込んでいたのですが,今回久しぶりに引っ張り出してきました。
もう乾燥して使えなくなっているかなと思いましたが今でも普通に指印が押せました。意外と長持ちしますね。
筆記用具
メモ帳など
仕事でメモを取ったり図面を書いたりするのに必要です。
普通のメモ帳でいいんですけど,図面を書く時はそれでは小さすぎて不便なのでA4大程度の画板も合わせて持っていることが多いです。
メモ帳として私は市販の小さいシステム手帳を使っていました。
これだと耐刃防護衣や作業着,スーツのポケットにも入りますし,書いた内容はすぐに他に移せるので余計な個人情報を持ち歩かなくてすみますし,ファスナーを閉めればちょっとしたもの(名刺とか)も持ち歩けるので重宝していました。

ボールペン
書類と書くときは基本的に油性ペンを使わないといけません。
シャーペンやボールペンでも水性や消しゴムで消せるものはダメです。
一方で図面を書いたりするには鉛筆やシャーペンも必要です。
会計課で消耗品としてもらえるボールペンはショボいので,自腹で買っていました。
いろいろ試したのですが結局は
- 何色か使えた方が便利
- クリップ部分が重要
という結論に達してゼブラのクリップオンを愛用していました。
ペンをポケットなどに引っかけやすくて外れにくいのがよかったですね。
シャーペンも付いているので図面も引けて便利。
ライト
下記記事参照。
メジャー
制服警察官や鑑識をしていると頻繁に使います。
実況見分などで図面を書くのに絶対必要だからです。
安いやつだとヘニャヘニャなので伸ばしている途中に折れますし,雨にぬれるとすぐ錆びてダメになるので,そこそこ高いものを買う方が結局は得でした。
鑑識にはレーザーメジャーやコロコロ(ウォーキングメジャー)もあったのでそっちを使うことの方が多かったですが,それではダメなところもありますから,やはりメジャーも持っておく必要はありました。
手袋と帽子
現場へ行くときは帽子と手袋をするのが最低限のマナーです。
制服は帽子をかぶっているからいいですが,私服は帽子を持っていないといけません。
私は出動帽(略帽)をカバンにいつも入れていました。
参考記事
警察といえば↓みたいな白手袋を使っているイメージがあるかもしれません。
確かにこのタイプもあるのですが,白手袋って洗っても汚れが落ちきらないので,最初から安い白手袋を使い捨てで使っている人が多かったです。
↓こんなやつ。
また昔は白手袋だけでよかったですが,DNA資料の比重が高まってからはゴム手袋もしないといけなくなったので,白手袋とゴム手袋をそれぞれ2つくらいは常に持っていました。
あとDNA関係でいうとマスクも。これは1つあれば十分ですが。
切符
制服警察官だと警ら中に違反者を見つけたら切符を切らないといけませんから切符道具一式を持っておかないといけません。
切符だけならそれほど荷物にはならないのですが,切符の切り方マニュアルなども一緒に持ち歩こうとすると,けっこう厚い本なので急に荷物が増えます。
そんな本は持ち歩きたくありませんから,私はよく使う違反は別の紙に転記してそれを使っていました。
書類
現場で書いてもらう可能性がある書類とかは何枚か持ち歩いていました。
被害届とか供述調書とか証拠品関係の書類とか。
その他参考記事
制服警察官の方があれこれ持ち歩く必要があり,必然的にある程度大きなカバンを持つことになるのですが,そういうことに文句を言う人がいたりして真面目に仕事をするのがバカバカしくなります。
参考記事
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