警察は一応24時間いつでも仕事をしていて事件対応もしていることになっているのですが少し誤解があります。
それは「何にでも」対応できるわけではないということです。
緊急性を要するものについては当然いつでも対応しますが,緊急性がないものについては時間帯によっては対応しきれません。
24時間フル活動できない理由
警察官は大きく分けて日勤と三交替というシフトで仕事をしています。
三交替は24時間で働いていますが,日勤は基本的に平日の朝から夕方が仕事時間です。
夜間や休日祝日,年末年始は基本的に三交替+当直員しか働いている人はいません。
署員が300人以上いるような大規模署でも当直員となると10人程度のものです。
プラス刑事当直(初捜)が7名前後,交通事故捜査の交替勤務が4人前後,あとはパトカーと交番の勤務員だけ。
ここからさらに前後夜の時間帯になると交替で休憩するのでさらに半減します。
当直についての詳細はこちら
もちろん大きな事案や緊急性を要する事案が発生して人が足らなければ,仮眠している人を起こしたり緊急呼出しをかけるのですが,当直時間帯も普通の時間帯と同じような対応がされると思っている人が多いのはまずいと思います。
まとめ~緊急性がないものは電話してから来てねって言うべき
しかしこれには警察にも問題があります。
警察はいつでもなんでも対応しますって言っているのがいけないと思います。
「緊急性がないものは本来の開庁時間に来てください,平日の日中来られないのなら電話してアポ取ってから来てください」とはっきり言うべきだと思います。
特に専門的な事案とかは専門外の人間が拙速な判断をするよりも,その係の人がよく話を聞いてから判断した方がいいものも多いです。
私は実際そのように言ってましたが,なかなか理解してもらえないですね。
「警察はなんもせんのかー」って激昂する人多し。
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