フラッシュライト(懐中電灯)
個人に給貸与される官品ライトというのはないのですが,夜間の警らや検索などでは必須ですし,昼間でも鑑識活動をするときなどに必要です。
ライトがないと指紋も足跡も見つけられないですから。
またゴミ屋敷(薄暗いことが多い)に入る時などにも。
ですから暗いよりはできるだけ明るい方がいいです。
明るいと目くらましにもなりますし,指紋足跡もより見えやすいです。
ただ値段や大きさとの折り合いが必要ですが。
携帯しやすくて明るくてバッテリーの保ちがいいものが最上です。
最近はLEDが進化して,そういうライトがゴロゴロしていてすごいですね。
私はかつてストリームライトのポリスティンガーとか
LED LENSERのT7とか

GentosのSF-301や

などを使っていました。
最終的に使っていたのはOLIGHTのM20-Xでした。

こいつの一番明るいモードならある程度は足跡も探せていました。
今でもクワガタを捕りに行く時などに使っています。
車載のライト
ハンドライト

警察の車には,白黒・捜査用車問わず↑のようなライトが大抵積んであります。
でも値段の高さや明るそうな外観に反して,実際は薄暗いのでほとんど使ったことはありません。
1万5000円弱出すのならアマゾンで同じ値段のライト買った方がはるかにマシです。
一度川へ人が落ちた現場で消防と一緒に検索したとき,試しにこのライトを使ってみたのですが消防と比べてあまりにお粗末で話になりませんでした。
また上記画像ではシガーライタープラグになっていますが,警察の車に乗っていたやつは↓のようなメタルコンセントのものでした。

主に赤色回転灯をつなぐのですが,こういう用途でも使われていました。
またマグライトっぽいライトが積んである車もありました。
こちらも大して明るくないです。
官品は概してお粗末です。
事故捜査用車
事故捜査が使う車には最初からサーチライトがついています。

屋根の前方に2つある,パッと見白色の回転灯?って感じのやつがそうです。
車内にあるリモコンでグリグリ動かせます。
夜間の見分などでたまに使っているのを見ることができます。
鑑識
足跡検索用
床から足跡を見つけるにはかなり強力な光が必要です。

鑑識には↑のライトが配備されています。
このライトは明るいのももちろんですが,ビームが足跡検索に特化しているため非常に足跡を見つけやすいです。
が,高い。一度某署でこれを壊したことがあって,その時に値段を知ったのですが20万オーバーでした。
そんな高額な品ですから署の鑑識に1台あるくらいです。
しかしそれでは台数が足りませんから,初捜などは同程度の光量のライトで補っていました。
でもやはり明るさは同等でも足の見つけやすさはやはり雲泥の差でした。
ヘッドライト
交番などではそこまで必要性を感じなかったのですが,夜中に山の中で見分をして以来ヘッドライトの必要性を感じました。
何の光もないので図面もかけないしカメラの調整もできない。
ハンドライトだと手が塞がって極めて不便ですし。
GENTOSのHW-888Hを愛用していました。
今でも現役で販売されてるんですね。今まで紹介したライトはすべて生産終了だったのでちょっとびっくり。

ちなみに今は登山でヘッドライトをよく使うのですが,最近LED LENSERのH8Rに換えました。
周りの人から浮くくらい明るいですし,バッテリーも相当保ちます。
USBで充電できるので携帯電話のバッテリーと共用できるし言うことなし。時代の進化を感じます。
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