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警察とか突発事案待機系の仕事をしていると人知を超えた力を感じることがしばしばある

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先日,こんな記事が。

言ってはいけない「いにしえのアノ言葉」に同業以外からも共感の嵐 | おたくま経済新聞
ついあることを「言ったり」「したり」してしまうと直後にとんでもないことが巻き起こる……そんな「ジンクス」ってありますよね。看護師の間にもある“その言葉”がツイッターに紹介され、話題になっています。

これって警察でもあるあるです。

「今日はヒマですね」は禁句

暇なときに「今日は静かですね。」という趣旨の言葉は決して発してはなりません。
特に交替間際になると,暇なせいもあってみんな言いたくてたまらなくなるのですが,我慢します。
交替して初めて「静かだったですねー。」と言えます。

この禁を破って交替まぎわに変な事案を受けたことは何度もあります。
また,最近扱いの少ない事案についても言及してはいけません。
「最近※※がないですね。」など。(※※には変死,火事,逮捕事案,クレーマーなどが当てはまります)
言ったらそういう事案が入りがちです。

「呼ぶ人」と「呼ばない人」

あとあるのが,「呼ぶ人」と「呼ばない人」です。
晴れ男,雨男みたいな感じで,事案を呼ぶ,呼ばないという意味です。

当直主任が「呼ぶ人」だと「今日の主任は**警部補だからやばい」とか周りに言われていました。で,実際に荒れることが多い。

また,組み合わせも影響するみたいで,Aさんと刑事当直一緒に組んだらやたら忙しいけど,Bさんと組んだら何もないということもありました。

私自身は・・・どうだったのでしょう。
事案は平均的だったと思うのですが,なぜか私の行く所属では高確率で不祥事が発生して顔見知りの警察官たちが次々と辞めていきました。
これはこれで不思議でした。

月の運行と事案発生の波

それから三交替で規則正しく(?)勤務していると,季節的な要因とは違う「波」を感じます。
忙しいときは本当に一体何なのかと思うくらい事案が次々と入るのですが,暇なときは何にもないことも。

よく言われていたのが「満月になると重力の加減でアレな人のスイッチが入る。嘘だと思うなら吸血鬼や狼男を見よ。これはアレな人を寓話化したものだ」という怪しげなものです。
ホントかなと思って,個人的に統計を取ったことがあります。
その結果分かったのは満月ドンピシャの時は逆に事案が少なかったです。
その代わり満月と新月の前後が確かに事案数が多かったです。

個人で2年程度やっただけのものなのでなんとも言えませんが,そういうピークを中心に波らしきものもありました。
こういうのってきちんとした統計を取ってみたいですね。
「忙しい」の定義はなんなのかとか難しいところはありますが。
単なるバイアスなのかそれとも本当に何か影響しているのか興味があります。

最後は神頼み

そのような生活をしていると,やはり世の中には人知を超えたものの作用があるのではないかと思い,忙しい日が続くと神社へお参りに行ったりします。

私もたまに行っていました。
で,その次の当番で忙しいと「あそこの神社ダメだなー」って。
現金なものです。

逆によい神社を見つけると,「○○神社はきくよ。」とか謎の情報交換をしたり。
バカらしいかもしれませんが本人たちは意外とマジメなのであります。

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