扱う事案
詐欺・横領
知能犯といえばやはり詐欺・横領が多いです。
知能犯やっていて思ったのですが,詐欺って被害者も欲のかたまりであることがよくあります。
被害者の話を聞いていて呆れること多数・・・
偽造犯罪
文書偽造とか通貨偽造とか。
ニセ札がある!という通報で現場に行くと旧紙幣だったりすることがよくあります。
選挙
署の捜査員としてはどうでもいい度が非常に高いのですが,エラい方々が非常にこの実績を気にされるため一生懸命やるフリくらいはしないといけないのがつらいです。
しかも公職選挙法っていろんなところに抜け道を作っているものですから,複雑怪奇なものになっていて理解するのが大変です。
選挙のたびにあれこれ付け加わってるしよ。
選挙が始まると大々的に体制を組んで,休みなしで夜遅くまでやらないといけないので私は大嫌いでした。
汚職
これもやらないといけないのですが,署では正直手が回らない感じです。
選挙や汚職は情報収集が主なので刑事というよりは警備部みたいな感じになります。
特殊詐欺
オレオレ詐欺とか最近猛烈に流行っているやつです。
単独でやってることはまずなく,組織的な犯罪なので首魁まで検挙しようと思うとかなり困難ではあります。
本部
捜査二課です。
署ではあまり本腰を入れてできない選挙や汚職対策が主ですが,最近は特殊詐欺が流行っているのでそちらにも力を入れつつあります。
署
私も署で知能犯係をしていたことがあるのですが,特殊詐欺がかなり多かったです。
その間隙を突いて無銭飲食や告訴相談なども来ます。
まともな告訴ならいいのですが,告訴に来る人ってなぜかけっこうアレな人が多くて対応に困ることがしばしばあります。
また無銭飲食ってチンケな犯罪ではあるのですが,実は立証がかなり難しいです。
現場で困ったことも何度もありますし,専務員として捜査しても不起訴とか起訴猶予になることがほとんどで起訴されたことってないです。ハードル高すぎです。
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