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強行犯係とは~扱うのは殺人や強盗だけじゃなくて幅広い

警察の組織

扱う事案

刑法犯の中で盗犯係や知能犯係などの他の係が扱わない事案をすべて扱います。
ですから生活安全部門ほどではありませんが,刑事の中では対象はかなり広いです。
そうはいっても普段主に扱うのは凶悪犯,粗暴犯,性犯罪などです。

凶悪犯

殺人,強盗,強姦(強制性交),放火といったいかにも凶悪な犯罪のことです。
殺人やホンマもんの強姦,放火はなかなかありませんが,なんちゃって強姦(知り合い同士でもめた挙げ句訴えてきたなど)や強盗,ショボい放火はそこそこあります。
特に放火は子供でも誰でも簡単にできる犯罪なので,管内に放火魔が住んでいると大変です。

粗暴犯

暴行とか恐喝とか。一番扱いが多いのではないでしょうか。

性犯罪

強制わいせつはけっこう発生してます。気をつけましょう。

参考記事(被害を減らすには)

業務上過失致死傷

略して「業過」です。
労災事故って日々たくさん発生していて,中には業過で立件しないといけないようなものもいくつかあります。
私も何度か携わったことがありますが難しいですね。

工事現場で転落したというレベルから飛行機が墜落したレベルまで幅広いのが業過の特徴。

本部

捜査一課です。
殺人など世間の注目を集める事件を扱うことが多いので,やはり刑事の花形と言えるでしょう。

誘拐や立てこもりといった特殊事件に対応するのもここです。
全国的にSITと呼ばれているやつ。
「特殊」って呼んでいました。
特殊の人は変な出で立ちをした人が多かったです。

捜査一課はこの他に検視も担当しています。
検視係の人は三交替勤務でした。

署の強行は本部と違って目立つ事件というのはそれほどなく,普段は町の素行不良者たちが誰かを殴った蹴ったとか物を壊したとか町の生ゴミ掃除係的な事件が多く意外と地味です。

また事件の性質上,呼出しが多いので大変です。
特に性犯罪とか放火は捕まらないと連続発生することも多いので,そうなるとかなりの激務になることも。

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