PR

警察用語集(か行)

警察用語

外禁(がいきん)

初任科生活における外出禁止令のこと。最も萎える処罰。

覚取法(かくとりほう)

覚せい剤取締法のこと。

ガサ

捜索のこと。転じて警察学校寮の抜き打ち物品検査のこと。

神頼み(かみだのみ)

「○○八幡宮にお参りしたから今日は大丈夫っすよ」「昨日はやられたからお祓いに行こう」などと話すようになったら末期である。

官(かん)

①刑事官や交通官などのこと。
②警察官のこと。

簡易/簡易書式(かんい/かんいしょしき)

成人を刑事事件で立件する場合に用いられる簡易書式のこと。指定罪種で単純であるなど一定の条件にあてはまれば使える。これがダメだと基本書式で処理。基本書式と比べるとだいぶ楽なので,できればこれで処理したいところ。

管機(かんき)

管区機動隊のこと。各管区内の府県から人を出して編成する機動隊。

管区警察学校(かんくけいさつがっこう)

各管区に1つづつある警察学校。巡査部長や警部補に昇任した人への教養や管区機動隊の訓練などに主に使われる。

完装(かんそう)

機動隊が身につけている鎧みたいな防護装備のこと。治安完全装備が語源と聞いたことがあるが不確か。新完装は黒色のかっこいいもので,旧完装は昔からのもの。

還付(かんぷ)

証拠品を返すこと。

機鑑(きかん)

機動鑑識のこと。

器具こん(きぐこん)

ドライバーで窓をこじ破ったり,バールでドアをこじ破ったりする際などにできる道具によるこん跡のこと。足こん跡の一つ。

機捜(きそう)

機動捜査隊のこと。機捜隊とも。

基本/基本書式(きほん/きほんしょしき)

事件を処理するときに原則的に使う書類。少年も成人も,刑事も交通も基本書式については共通。簡易書式になると刑事と交通とではまったく異なる。

急訴(きゅうそ)

警察への通報のこと。110番通報のほか,署や交番への通報もある。

今日は暇ですね(きょうはひまですね)

滅びの呪文。これを唱えるとその後たいてい事案が吹き荒れるので,仕事が終わるまでは決して口にしてはならない。

教練(きょうれん)

決められた作法に従って部隊を動かす訓練。点検と同様初任科の時に死ぬほどやらされる。

緊走(きんそう)

緊急走行のこと。

ぐれ防(ぐれぼう)

「公衆に著しく迷惑をかける暴力的不良行為等の防止に関する条例」という長ったらしいけど使う機会が多い条例を一言で言うときに便利な略語。愚連隊防止条例が語源だとか。

警察体操(けいさつたいそう)

警察が独自に編み出したラジオ体操みたいなやつ。初任科で最初に仕込まれるもののうちの一つ。

警察庁(けいさつちょう)

全国の都道府県警察の親玉的組織。警視庁ではない。

警視庁(けいしちょう)

東京都警察のこと。警察庁ではない。

刑事当直(けいじとうちょく)

変死・火事・逮捕事案など事件が発生した場合の処理を行う当直。初捜泊まり,刑事泊まりとも言う。

警電(けいでん)

警察電話のこと。警察部内の電話だがどんな僻地の駐在所でも通じるし,外線通話も可能なすごいやつ。警電用の携帯電話もある(今もあるのか?)。

警ら(けいら)

パトロールのこと。

月間(げっかん)

たくさん検挙しましょう月間。職質強化月間とか盗犯月間とかいろいろある。

県機(けんき)

警備部機動隊のこと。機動隊は管機などいろいろあるが,専門部隊はここ。柔道とか剣道が強い人(特練)がいるのもたいていここ。

検挙(けんきょ)

被疑者を捕まえること。

検索(けんさく)

人や物を探すこと。一般の人がイメージしている捜索に近い。

検視(けんし)

死体に犯罪性があるかどうかを調べること。検死とは言わない。

検室(けんしつ)

留置場内の被留置者が収容されている部屋内に異常がないか(変なものを持ち込んでいないかなど)を朝晩点検すること。

検証(けんしょう)

令状を取って行う実況見分。現場検証とは決して言わない。

県内系(けんないけい)

本部の通信指令と各警察署,パトカーなどが交信するメインの無線通信系。

交機(こうき)

交通機動隊のこと。

構成要件(こうせいようけん)

犯罪が成立するための条件。例えば詐欺罪だと欺罔・錯誤・交付が必要でかつそれらの間に因果関係が必要,など。構成要件が満たされてないといくら犯罪っぽくても検挙できない。

後夜(こうや)

三交替勤務で21時~2時に寝て2時~7時まで起きている人。早く寝るから早寝(はやね)とも言う。(対義語:前夜)

ゴキブリ服(ごきぶりふく)

機動隊員が身につける黒色の新完装のこと。

コロコロ

ウォーキングメジャーのこと。事故捜査係の必需品。鑑識でもたまに使う。

コメント