鑑識との違いについて誤解されることも多い科捜研です。
主な仕事
科捜研は,現場で鑑識などが集めてきた資料を鑑定したりところです。
DNA鑑定とかが代表格。
科捜研はみんな警察職員(技官)で,警察官は基本的に管理職以外いません。
所内は
- 法医
- 化学
- 物理
- 文書
- 心理
の各研究室に分かれています。
各研究室
法医
DNA鑑定をするところがここです。
最近はDNA鑑定の全盛期なので,無茶苦茶忙しいです。
またDNA関係の他に骨の鑑定なんかもしてもらうことがあります。
たまに人間の骨らしきものを見つけたという通報があるのですが,こういうときに鑑定をお願いします。
ちなみにこういう通報はたいていイノシシや犬の骨です。豚骨スープのだしがらだったこともありました。
またルミノール試験を現場でやるときなどは現場に来てもらうこともあります。
変わったところでは防犯カメラからの人物特定なんかもここが担当です。
そう考えるとかなり業務範囲が広いです。
化学
覚せい剤の鑑定などが主です。
覚せい剤事犯も多いのでやはり忙しいみたいです。
覚せい剤だけでなく薬関係の鑑定はここです。
殺人の被害者とか変死体の尿や血から出た薬物の鑑定とか。
血中一酸化炭素の鑑定とかもここです。
物理
法医や物理と比べるとお世話になる機会は少なかったですが,火事の原因調査などで現場に来てもらうことがたまにありました。
あとけん銃とかの鑑定もここです。
交通事故関係の鑑定もここなので,交通関係の人は刑事部門よりお世話になることが多そうです。
文書
文字通り文書の鑑定をするところで,知能犯担当の刑事をやっているとよくお世話になります。
文書の真偽とか本人が書いたかどうかとかがよく問題になりますから。
心理
ポリグラフ(いわゆる嘘発見器)の担当です。
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